air condition

(空気清浄器:松下)

(空気清浄器:SHARP)

(空気清浄器:TOSHIBA)
 マシンルームと言えば、禁煙+完全空調、と相場は決まっているのでしょうが、当家の「パソコン部屋」は、バシバシ吸っています、その代わり、約6畳の部屋に3機の空気清浄器を設置して、シャカリキになってヤニを吸い続けています。
 そんな事をしている方はどこにも居ないでしょうが、昔、PCが1台40万円以上した時代から、たばこのヤニで、どれほどのデータを失ったことか、数え上げたらきりがないほどです。
 PCはそれ自体かなり静電気を帯電する仕組みになっているのをご存じでしょうか?
 通常、PCには最低でも一個、多ければ内部も含めて数個のクーリングファンが稼働しています。じつはこの人たち、ファンの羽根でせっせと空気をかき回して摩擦による静電気を起こしているのです。CRTモニタが、空中に浮遊しているカーボンを自らが起こす(こちらの犯人は電子銃)静電気で吸着しているのは結構ポピュラーな話で、特に画面に付着したカーボンはある程度たまってくると、前方に向けて飛び始め、目の目で仕事(??)をしているヒトの目や鼻に飛び込んでくると言う害について取り沙汰されたこともありますね。
 静電気によって吸着したカーボンをPCは飛ばすことはしませんが、カーボンに限らず、埃やヤニの粒子をどんどん引き寄せて、内部に蓄積してくれます。特にたばこのヤニは筐体表面に付着して、「なんか黄ばんできた」の犯人となります。
 昔は、記憶媒体に5.25inのFDDをよく使っていましたので、この表面にもタバコのヤニが付きます、今では、FDDに収まるデータが少なくなったこともあり、殆ど使用していませんが、その代わり、MOやCD等の媒体を使用するようになりました。もちろんこれらの媒体は、1.44MBだったFDDに比較すると桁違いの記録密度(約200〜600倍)を持っていますので、じん埃によるエラーの可能性は、密度に比例して高くなっています。エラー訂正に関する技術もCPUの高速化の恩恵を受けて各所で実用化されていますので、「即死」状態にはなかなかなりませんが、Windows以前の時代を経験している人の多くは、「データの消失事故」を少なからず経験している事でしょうから、知らん顔もできない人が多いのではないでしょうか。

 我が家では、気休めかもしれませんが、3機の空気清浄器をブン回して、精密機器の天敵、「ヤニ」を排除すべく不眠不休の努力をしているのでした。