季刊【圓福】は、盆、正月、彼岸など、季節ごとに発刊されるもので、元々檀家の方や縁のある方にダイレクトメールで送られていたものですが、こちらのホームページでもご紹介させて頂くことといたしました。

今回ご紹介するのは、【圓福 第63号】です。

随時バックナンバーもご紹介していきたいと思いますので、ご期待ください。

第62号 第61号 第60号 第59号 第58号 第57号 第56号
第55号 第54号 第53号 第52号 第51号 第50号 第49号
第48号 第47号 第46号 第45号 第44号 第43号 第42号
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第27号


謹啓

 境内の枝垂れ梅が、満開になりました。 暖かな春ももうすぐです。 季節の変わり目は、体調を壊しやすいので、どうぞ、お体を大切になさって下さい。 このところ、地震や噴火など、心配なことも多く、気分的にも憂鬱になりますが、今回も、法然上人のお言葉から、私達の日常生活における、心の持ち方、あり方を学び、元気で明るい毎日を過ごしたいと思います。

法爾(ほうに)の道理という事あり。
炎は、空に登り、水は下りさまになる。
果物の中に、すき物あり、甘き物あり。
これ皆、法爾の道理なり。


「法爾の道理(この世に厳然として存在する自然の真理)ということがあります。燃えさかる炎は、空に向かい、水は必ず低い方へ流れていきます。果物にも酸っぱい物もあれば甘い物もあります。これらは皆、法爾の道理です。」

 中東情勢は、石油価格の上昇など、ようやく景気が上向きかけたかという時期に、世界中に大きな悪影響を与えかねない大変大きな問題です。 発端は、チュニジアで失業中の二十六歳の青年が路上で野菜を売ろうとしたら、警官から販売許可がないと、商品と秤(はかり)を没収されたうえ、殴打されました。 青年はこれに抗議して焼身自殺をしました。 たった一人の青年の死が、国に革命を起こし、次々と隣国に影響を及ぼし、エジプトでは、三十年も続いた独裁政治に終止符が打たれました。

  日本はどうでしょうか。 長らく続いた自民党から、民主党へ政権が、移りましたが、まだまだ、混迷が続いています。
 水は、流れているから清らかで、よどまず、人の乾きを潤し、命を育みます。 けれど、長い間、同じ場所にあると、濁り腐ってしまいます。 腐った物を放って置いても、臭いはひどくなり、周りに悪い影響を及ぼすだけです。 腐った水は、汲みだして、土に蒔けば、循環してやがて、清らかな水になります。

 昔の日本人は常に高い志を持って、国を思い、次の世代の人々のため、努力をされました。 今日まで受け継がれてきた美しい日本の伝統や文化、道徳を絶やしてはなりません。 滞り、腐った過去を良い経験として肥やしにし、炎のような熱い志を興し、清く美しい流れを取り戻しましょう。

 下記の通り春の彼岸法要をつとめます。先立たれた尊い命に感謝を捧げ、心に溜まった、汚れを落としましょう。
 是非ご家族皆様おそろいでお越し下さいますよう、ご案内申し上げます。                                      合掌

2011年     
3月19日(土)
   
  午前11時半 昼食接待
 

午後12時半

説教
  1時半 彼岸施餓鬼法要