季刊【圓福】は、盆、正月、彼岸など、季節ごとに発刊されるもので、元々檀家の方や縁のある方にダイレクトメールで送られていたものですが、こちらのホームページでもご紹介させて頂くことといたしました。

 今回ご紹介するのは、【圓福 第48号】です。

随時バックナンバーもご紹介していきたいと思いますので、ご期待ください。

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謹啓 境内の枝垂れ梅が、満開になりました。今年は、暖冬で過ごしやすいと安心していましたが、二月になってから、厳しい寒さが続きました。
 皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。さて、今回も、法然上人のお言葉から、私達の日常生活における、心の持ち方、あり方を学びたいと思います。

  近来の行人、観法をなす事なかれ。仏像を観ずとも、運慶、康慶が作りたる佛だにも、観じあらわすべからず。

「近頃の修行者は、めい想して、仏様のお姿を見ようとするべきではありません。その様なことをしても、しょせん、私達の力では、あの有名な、運慶や康慶が作った仏像ほど、詳細に見ることなどできないからです。」

 最近、テレビなどで、オーラとか、守護霊などと言う言葉をよく耳にします。 心に傷を背負った方々の癒しとして、スピリチュアルカウンセリングなどと横文字で若い女性を中心に大変なブームです。
 圓福寺でも、除霊をして欲しいとか、守護霊についてとか、オーラについてと相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
 いつの時代も、人は、自分で解決できない困ったことが起こると、その理由を求めて、右往左往します。
 占いなどにその答えを求め、ついには霊能者に、神や仏、先祖や守護霊などと交信を頼みます。
 良いアドバイスがもらえることもあるでしょう。 しかし、必ずうまく解決するわけではありません。
 それが証拠に、多くの方々が迷い、苦しんでおられるからです。 なかには、悩んだ末に、精神病になって、自らの命を絶つ方もおられます。
 法然上人は、このお言葉の中で実に明快にその答えを教えて下さっています。
 いくら超能力が備わった人がいたとしても、霊や仏様の髪の毛一本一本まで詳細に見ることはできません。
 今、目の前の人を見る方が、遙かに詳細に、見ることができるからです。 ですから、そんな不確かな物に惑わされず、感謝の気持ちを忘れず、手を合わせられる毎日を過ごすことこそ大切だと教えて下さっています。

 日々の雑事に追われ、感謝を忘れがちな私達です。 下記の通り春の彼岸法要を勤めます。 お陰様の気持ちで、是非ご家族皆様おそろいで、お参り下さいますようご案内申し上げます。

合掌

●3月19日(水)  
午前11時30分
・昼食接待
12時30分
・説教(阿弥陀院、寶樹院)
午後1時30分
・彼岸施餓鬼法要